父親の仕事の都合で各地を転々と引っ越していた希英。
いつも彼女と遊んでくれるのは、二つ年上の兄だった。
小学六年生の夏、希英の両親ある町に定住することを決めた。
その土地には以前住んだこともあり、両親も気に入った環境だった。
まだ新しい学校に馴染めていない希英は、ある日兄が家に連れてきた友達を紹介される。
その男の子は昔一緒に遊んでくれた涼だった。
嬉しさのあまりに彼にべったりの希英。
そんな状況に対して言った兄の冗談が希英を変に意識させ、
涼との関係がきこちなくなってしまう。
身長149㎝、ちっちゃな女の子の物語。
- - - 第一章 - - -
ⅰ 再会
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